若手の女性醸造家ジュリアン・ブローデンによる小規模ワイナリー。このロゼの味わいは非常にドライで、柑橘やベリーの風味とミネラル感が特徴的。冷やして美味いロゼワインです。

ドライなロゼは前菜、魚、肉にも対応します。特にあうのは、サーモンのソテーや、グリルチキン。中華料理にもしっかり寄り添います。

ドライでライトな美しいロゼ

まずパッと目をひくのは、美しいアートラベル。

コラボレーションワインズの醸造家であるジュリアン・ブローデンがアメリカで修行しているとき、彼女はアンジェラ・ティレルというアーティストから部屋を借りていました。

ワインの色は、淡いサーモンピンク。

ライムやレモンのような柑橘類と、ラズベリーのようなベリー類、そしてジャスミンの爽やかなフレイバーがあり、味わいは非常にドライです。

アルコール度数は11.5%とやや控えめなので、すっきりと軽やかに楽しめます。

とはいえ、味わいは決して単調ではありません。飲み込んだ後に口中に残るほんのりとしたほろ苦さやミネラル感はたいへん心地よく、食事と交互に楽しむインスパイアを与えてくれるでしょう。

そんなこのワインと良いペアとなるのは、前菜、魚介料理、肉料理など。

中でもサーモンのハーブソテーや、スパイスを効かせたグリルチキンなどはとてもよくあいます。

また、韓国料理や中華料理とも好相性です。優しい味わいの前菜系でもワインが邪魔をしませんし、ややオイリーな料理でも、そのオイリーさを緩和させる役割を担ってくれるでしょう。

おすすめのペアリング

サーモンのハーブソテー

グリルチキン

中華料理

ワイナリー「コラボレーションワインズ」について

コラボレーションワインズ（Collaboration Wines）は、ホークス・ベイ地方にあるブティックワイナリーです。オーナーでありワインメーカーのジュリアン・ブローデン氏は、10代の頃からワインづくりに携わり、カリフォルニアのナパ・バレーとNZ国内の様々なワイナリーで経験を積んできました。

産地ホークス・ベイについて

「ホークス・ベイ」は北島東部に位置し、豊富な日照量と比較的温暖な気候が特徴の地域で、国内で2番目に大きなぶどうの栽培面積を誇ります。

ホークス・ベイでは特にカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、マルベック、シラーからつくられる赤ワインの生産に力を入れており、白ワインではフルーツ感のあるシャルドネが人気です。

また、もともとは川底であった場所が地震により押し上げられたことにより生まれた「ギムレット・グラヴェルズ」というエリアは、ホークス・ベイの重要なサブリージョンの一つとなっています。

コラボレーションワインズ インプレッション ロゼ 2021（Collaboration Wines Impression Rose 2021）