先週末、鶴舞公園でワインのイベント「ZIP-FM SAKURA WINE FESTIVAL」が開催され、そこにニュージーランドワインのブースを出させていただきました。
ワインを搬入した金曜日の朝は土砂降りだったのですが、本番の土曜日と日曜日はしっかり晴れて、イベントは大盛況でした。
参加人数は2日間で4300人。名古屋でもトップクラスの規模のワインイベントになったのではないかと思います。
持っていったニュージーランドワイン7種類の中で、いちばん人気だったのはソーヴィニヨン・ブランのスパークリングでした。次いでほんのり甘みのあるリースリング。
やっぱり屋外だとフルーティーで親しみやすい味わいのものが好まれますね。
「美味しかったからおかわりちょうだい」とリピートしてくださる方もいましたし、7種類全部制覇する猛者も現れました。
ニュージーランドワインの魅力、まずまずアピールすることが出来たんじゃないかと思います。
心配していた体力面ですが、たくさんのワインを運んで注いだものの、なんとか持ちました。撤収を終える頃には、運動不足の僕にはちょうどよいくらいの疲労感に包まれていました。
そして備品を車でボクモに運び、家に帰った後。
なにか、このまま寝るにはちょっと収まらない気分になり、ひとりで近所の焼き鳥屋さんに行きました。
がやがやしたカウンター席は居心地が良く、いい感じに焦げたネギ焼きとささみを食べて一息つきました。そして、2日間を振り返りました。
「あ、このブース、ボクモがやってるんだ。前にお店に行ったことありますよ。」と声をかけてくださった方。嬉しかったな。
「来週お店に行きます!」とすぐにご予約を入れてくれた方も。ありがたいことです。
いつもの常連さんは「ワイン飲みに来たよ〜」。安心したなあ。
「名古屋に来る用事があったんで」と遊びに来てくれた元スタッフ。
「お疲れ様です!」とおにぎりを差し入れてしてくれたシェフ。
「どう?売れてる?」と気にしてくださったZIP-FMの方々。
「いつもブログ長いよ」と突っ込んでくれた、昔からお世話になっている方。
いっしょのブースでワインを注いだディレクター仲間の多田ちゃん。
そして手伝ってくれたボクモスタッフ。運営の皆さん。
色んな顔を思い出し、ああ、いっぺんにたくさんの方との繋がりが感じられたイベントだったなあ、と思いました。
僕の人生は、いつも綱渡り。そして、しばしば綱から落っこちそうになる。
でも、こういう繋がりを持てている実感が、なんというか、元来ぐらぐらの僕の体幹をすこし強くしてくれている気がする。
繋がりのある人たちからの優しい視線が、僕の背筋をしゃんと伸ばしてくれる。だから、よろけてもなんとか綱に戻ることができるんだろう。
それは、30代前半までラジオディレクターとして働いていた時代の自分と、ワインの仕事をやっている今の自分、その二人の自分が、時を超えて繋がったということ。
細くて頼りない綱だったけれど、そこには確かに道筋があったんだなあ。
そして、繋がってきたたくさんの方に応援してもらって、このちょっと変わった道筋を歩いてきたんだなあ。
そんなことを考えながら、きゅうりの漬け物と冷や奴を食べながら、お祭りハイになった気持ちがだんだんクールダウンしていくのを感じました。